2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

明日はオペラ

明日3月1日には松本で「愛の妙薬」というオペラが上演されます。見に行きます。私は森麻季(ソプラノ歌手)のファンです。楽しみです。

勤勉と楽しさ

1990年6月9日にMNさんの企画で講演をさせてもらいました。そのときの講演のテープ起こしをMNさんがやってくれました。その一部を掲載します。 仮説実験授業と私──認識論からみた仮説実験授業 板倉さんと「楽しい勤勉」 ヨーロッパへ行ったとき、ガ…

国立教育研究所研究紀要

国立教育研究所研究紀要第23集「学力調査(理科)の補正と分析の方法について──中学理科の真の学力と見かけの学力」という論文を板倉聖宣さんが書いています。(1960年3月)学力テストの正答率と言われているものが本当に正答率を表しているかという…

PSSC

板倉聖宣さんが科学朝日に書いたアメリカの物理教育の改革運動PSSCについての論文です。PSSC批判の論文を板倉聖宣さんに書かせようとしたらしいです。しかし、板倉聖宣さんはPSSSCをかなり評価する論文を書きました。実は依頼された枚数を大幅…

物理学史研究5

『物理学史研究5』は1959年10月に発刊されました。『物理学史研究4』の発刊の5ヶ月後です。この間に板倉聖宣さんは国立教育研究所に就職しています。集まったカンパは300円。発行は続けることが難しくなったのでしょうか。事務局を名古屋グルー…

今度の土日

最近入試業務などで疲れ果てています。ブログ訪問してくださる方の期待に応えうる記事を書けずに申し訳なく思っています。今度の土日に少し充実した記事をアップしたいと思っています。

物理学史研究4

『物理学史研究4』は1959年5月9日に発行されています。 編集後記で板倉聖宣さんは第4号がうすくなったわけを書いています。カンパは5000円、板倉聖宣さんが2500円、菅井準一さんが2500円計5000円です。これまでのトータルは3430…

上田仮説サークル論2(最終回)

サークルの現状 サークルの現状は決して悪いとは思わない。大変充実していると思う。しかし,以前と比べるとやはり,充実度が下がり,散漫なサークルになっているように思える。 私が,上田仮説サークルに期待しているのは,研究の役に立つサークルである。…

上田仮説サークル論1

2000年8月26日に上田仮説サークルで発表した論文です。その後のサークル運営にどう反映されたかはっきりしません。 【論文の主旨】 サークル運営にまじめさ、真剣さが必要。サークルの目的をはっきりさせて、その目的にふさわしい方法で運営すべきで…

物理学史研究3

『物理学史研究3』が発行されたのは1959年2月15日でした。第2号の4ヶ月後です。 さて、この『物理学史研究3』の編集後記には『物理学史研究1』と『物理学史研究2』の定価が書いてあります。それぞれいくらくらいだったのでしょう。 適当な選択…

科学とは真理のかたまりか

8年前に書いた覚書を掲載します。 科学とは真理のかたまりか 2001年1月27日 板倉聖宣さんは、「科学は真理のかたまりではない」といっている。これは仮説実験授業の基本思想の一つである。 それと同様の記述をエンゲルスの『フォイエルバッハ論』の…

物理学史研究2

板倉聖宣さんは『物理学史研究』1の編集後記で継続出版のためにさらに1万円くらいの資金が必要であるとして、さらなるカンパを呼びかけています。さて、『物理学史研究』2が発行されたのですからカンパが集まったのだということがわかります。さて、ここ…

恋愛はいつはじまったか(覚書)

8年前に研究メモとして残していた、未発表のメモを掲載します。 阿部謹也という歴史学者(故人、ドイツ騎士団の研究家)はその本や講演で恋愛が始まったのは12世紀である。「「個人」が成立しなければ恋愛は成立しなかった。個人が成立するのが12世紀で…

物理学史研究1

板倉聖宣さんが創刊した物理学史研究1の目次です。この号で板倉聖宣さんは「論文"古典力学と電磁気学の成立過程とその比較"のための序文──この研究の意図と論文の構成について」という自分の論文の意図を論ずる論文を書いています。自分の論文が正しく意義…

板倉聖宣さん23歳のときの論文

1953年11月発行の科学史研究第27号に板倉聖宣さんの「コペルニクスから何をを学ぶか」が掲載された。マッハ主義批判、非主体的研究方法の批判、機械的唯物論の批判、ルフェーブル(マルクス主義の思想家)の矛盾論の引用、アリストテレス批判、マルクスの引…

湿った空気と乾燥した空気はどちらが重いか

2001年の仮説実験授業研究会の冬の大会で「湿った空気と乾燥した空気はどちらが重いか」というレポートを発表しました。そのときの分科会報告の一部を掲載します。 以下分科会報告の一部 〈湿った空気と乾燥した空気はどちらが重いか──地球の水循環が起…

静力学をどう教えるか

20年以上前に県教研で発表したレポートを掲載します。 FM←AとなっているのはMと矢印とAは右下につける添字ですが、このブログ上では小さい文字にできなかったので、その点を承知の上お読みください。 その後の研究により、《ばねと力》と兄弟関係にあ…

デール・カーネギーの紹介

デール・カーネギーの『人を動かす』は経営学の名著であり、教員も大いに役に立つ本です。このことについて4年前に書いた紹介文の一部を掲載します。 2005年10月22日 教育センターの研修で「学校マネジメント研修」があった。センター次長のTM氏…

白髪頭に整髪料をつけたら前より黒く見えるか

9年前に書いた物理の授業の一工夫を掲載します。 白髪頭に整髪料をつけたら前より黒く見えるか 2000年10月28日 [問題] ある人が「白髪頭でも、整髪料をつけると黒く見える」と言いました。そう言われてみれば、そんな気もします。しかし、これは…

エリートの民主主義

旧制高校での語学の授業 牧衷さんの講演の一部を紹介します。『牧衷連続講座記録集Ⅰ』に収録 以下講演 すごく僕の印象に残っているのは,ドイツ語の授業で,字引に誤植があったんです。ほとんどの生徒がコンサイスの独和辞典を使っていたんです。そいつに誤…

動物行動学と経済学

牧衷さんが1993年に菅平でやった講演の一部を紹介します。 以下講演 動物行動学と経済学 1960年代の終わり頃からアメリカで数理経済学がさかんになった。日本に1970年代に「近代経済学」という名前で入ってきた。その「近代経済学」の教科書には…

大局観をどう養うか

牧衷さんの談話を一部紹介します。 牧衷談話「仮説実験授業と民主主義」1984年年末の板倉式発想法の会にて 『教育改革の展望』第6集に収録 現在『牧衷連続講座記録集』Ⅲに収録 以下談話 18.大局観による判断 僕は大事だなと思ったのは人間はいろいろ…

紹介図書『勝海舟と明治維新』

K高校生徒会図書委員会に頼まれて書いた紹介図書についての文を掲載します。板倉聖宣さんの『勝海舟と明治維新』を紹介しました。 以下、紹介文 紹介図書『勝海舟と明治維新』 青年期にどんな本を読んだらいいか。私が日頃から読書指針として勧めていること…

夫婦円満の秘訣

KHさんとOTさんの結婚披露宴での牧衷さんの祝辞です。 【要旨】 離婚をするにも気分の悪くなるような離婚をするのでなく、仲良く離婚できる夫婦であれば、離婚することにならずに夫婦円満でいられる。(ヘンなの!) [以下祝辞] 後味の悪い離婚をしな…

歴史学研究法

牧衷さんが2000年11月12日にやった講演の一部です。講演全体は『牧衷集中講義 運動論と仮説実験授業』の「歴史学研究法」に収録されています。 以下講演 戦後日本の経済政策 戦後日本の経済政策の基本を作ったのは誰かっていったら,有沢広巳と和田…

自己欺瞞はなぜいけないか

上田仮説サークルで発表しましたが、ほとんど受けなかった資料です。自分では気に入っているのですが。 上田仮説サークル内部資料 自己欺瞞はなぜいけないか 2001年5月4日 自己欺瞞とは自分で自分をだますことである。自己欺瞞の一つの例としてイソッ…

平和運動・平和教育で考えるべきこと

牧衷さんが1988年1月5日に仮説実験授業研究会冬の大会江ノ島大会でやった講演の一部を紹介します。講演全体は『牧衷連続講座記録集』Ⅳに収録されています。 【要旨】 情緒的な反戦運動では戦争は防げない。 ベトナム戦争以後戦争は割に合わなくなった…

戦後とはどういう時代か

1988年3月19日の牧衷さんの講演の一部を紹介します。 この講演はガリ本『教育改革の展望』第6集(1989年4月)に収録され、その後『牧衷連続講座記録集』Ⅲに収録されました。 【要旨】 アメリカのニューディール政策はその効果がはっきりしない…

東信高校教育研究会理科研究会

東信高校教育研究会理科研究会が2月14日に上田東高校で開かれました。遠くは中野市から来てくれた先生もいました。ありがとうございます。 信州大学繊維学部教授 本吉谷二郎教授の講演、軽井沢高校の桑原先生の実践発表などがありました。ここでは簡単に…

教育課程研究協議会意見発表原稿

1997年に、県教育委員会招集の教育課程研究協議会で意見を発表したときの原稿を掲載します。今日から見て、当時の主張はどう評価したらいいでしょうか。 以下原稿 教育課程研究協議会意見発表 平成9年9月30日 はじめに 毎日の授業をどうするかを考え…