2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
以前書いて『物理教育』48巻1号(2000年3月)に掲載された書評の一部を掲載します。原発についても、大きな観点からどう考えたらいいかについて的確に書かれています。一読をお勧めします。 (書評) 『物理学に基づく環境の基礎理論 ― 冷却・循環・エントロピ…
勝木渥先生の『物理学にもとづく環境の理論』という本が多くの人に読まれるべき情勢になっていると感じます。 その勝木先生からメールが来ました。 仮説実験授業研究会を休会していたので、《放射線とシーベルト》の授業書案が出ていることを知らなかった。…
白根山の湯釜へ登る道が以前と違う道ができていました。雪が残っていてスキーをやっている人たちもいました。この湯釜の水は硫酸水溶液で世界でもっともPHの値が小さい、すなわち酸性度が高い湖ということです。この湖を題材にした映画「自然の中の化学」…
湯畑のまわりは人で賑わっていました。温泉の源泉から出る湯の流れている底には硫黄と思われる鉱物ができているようでした。久々の家族サービスでした。
金槌で鉄釘を打ち、熱くなるという実験をしました。装置を物理教室に置いておくと、放課後生徒が来て、金づちで鉄くぎを打っていました。何人もの生徒が次々に釘を打ちに来るのでついには釘はペチャンコになってしまいました。
今春のセンター試験の物理の問題の生徒の正解率の分析をしました。結論は次の通りでした。 まとめ 授業で実験した分野は正解率が高い。 演習やテストで取り上げた問題は正解率が高い。 応用問題ができるためには法則を基本法則から導くことができることが必…
生徒と学校周辺の放射線の測定をしました。上田市の放射線量は0.030μSv程度で、全国の平均の放射線量より低く、逃げる必要はないことがわかりました。この測定や《放射線とシーベルト》の授業が普及することがいいことだと感じました。《放射線とシー…
小河勝さんの講演会が信州大学物理同窓会の主催で5月28日(土)午後2時から信州大学理学部で開かれます。一般公開です。よろしかったらご参加ください。宣伝していただければありがたいです。 ポスターでは教育過程となっていますが、これは教育課程が正…
日本が変革の時期を迎えていて、既成観念にとらわれることなく新しい発想のもとにものごとに取り組んでいかなければならないと20年前に強調した某高校の校長の発言がありました。みなそのとおりだと思うものの、その後も何ら変革されることなく20数年が…