2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼロ金利政策

◆ゼロ金利政策の解禁については解禁の風が吹いていた。 3つのセクターがある。 ゼロ金利で利益を得るセクター 不動産,建設,銀行,証券会社 ゼロ金利で利益を得ないセクター 保険業界,年金,福祉 ゼロ金利があまり関係しないセクター 製造業者 ◆アメリカ…

構造改革と修正主義

◆政治学の要諦はご都合主義にある。昨日まで主張していたことでも,情勢が変われば簡単に反対の主張をするようになる。これが出来なければ政治は出来ない。これは一貫していないと言う人がいるかもしれないが,一貫していないことがいいのである。 ◆修正主義…

アジ演説の秘訣

アジ演説は,どういう言葉を使うかよく考えてはだめ。同じことを繰り返し手を変え品を変え言うのがよい。教科書を読むより授業を聞く方がよくわかるのはそのためである。著作の本より講演記録の方がよくわかるのもそのためである。

映画づくり裏話

牧衷さんの談話を紹介します。 依頼者に独裁的に決めることが出来る人がいないと映画は作れない K鉄工(のコマーシャル映画)を頼まれて,営業部門の話をもとにシナリオを書くと,製造部門から文句がつき,製造部門の話をもとにシナリオを書くと営業部門か…

明治維新と1945年の強調

牧衷さんの講演の一部を紹介します。 僕みたいに明治維新を強調して,なおかつ1945年を強調するやつはなかなかいないね。明治維新を強調するやつはそこだけ強調して,何か国民精神刷新運動かなんか始めるわけだね。例の(森首相の)「天皇中心の神の国」発言…

新しい対立軸 ── 自由と平等

牧衷さんの講演の一部を紹介します。 労資対立の軸がゆるむ その判断の基準になるのは,今の世の中で本当に基本的な軸になってまわっている,それはどういう軸だろうかということです。かつてはそれは労働と資本という軸だった。ですから,総評議長にはどん…

役に立てるつもりで学ぶ

牧衷さんの講演を紹介します。 ぼくがどこでそういう見方を手に入れたかというと,実は,学生運動やっていた時代に革命文書というものをたくさん読むことを通じて手に入れたんです。ぼくは運動の役に立てようと思って読みます。そうすると,直接に役に立てよ…

自分のすばらしさを発見する授業

《見れども見えず》の授業プランの要点を一言で言うと「見れども見えず」なんですが、もうひとつの要点は「自分ってすごい」と思えるようにするということです。教師を長くやっていると生徒が自信を持つようになればどんどん伸びていくということを経験的に…

新指導要領と粒子概念

「新指導要領で粒子概念が出て来たら、どの理科の研究会に行っても「粒子概念を重視する」という話が出ている。粒子概念を無理にこじつけたような授業記録も出ていて、ちょっとヘンな状況である。」という意見がありました。 [私の考え] 新指導要領が粒子…

金融政策で経済の統御が出来るか

牧衷さんの談話の一部を紹介します。 金融政策で経済の全部が統御できると思っている。そんなことないんですよ。金融政策で出来ると思っているから,財政の均衡というのは非常に重要になる。財政の均衡を第一に考える。 だけど,ある時には財政の均衡を考え…

たのしい授業とたのしい運動の秘訣

牧衷さんの談話の一部を紹介します。 どうしたら楽しい運動が出来るのか。条件は一つしかないんです。デール・カーネギーの『人を動かす』で,「人を動かす原則は一つです。人をその気にさせることです。」と言ったのと同じなんです。自発的に運動すれば絶対…

仮説実験授業における自由と平等の矛盾論

仮説実験授業は「熱心な教師なら誰でもできる」ことを目指しています。これは平等の精神と言えるでしょう。しかしまた、「教師の自由意志でやることが条件」となっています。自由の精神です。 しばしば矛盾し、対立してしまう「自由」と「平等」を両立させて…

自由と平等

自由と平等を対抗軸として世の中はまわっていると牧衷さんに教えていただきました。 今、日本人はどちらに重点を置いているのでしょうか。 統計数理研究所のホームページに興味深いデータが載っていました。 リスト〕日本の社会のこれからのありかたについて…

NHKの理科離れする教師たちの番組を見て

11月12日(木)午後7時半~7時56分。「NHK総合テレビ「クローズアップ現代」で「実験が苦手──理科離れする教師たち」として、理科教育の実情を報道していました。仮説実験授業研究会会員で,学校の外で仮説実験授業の科学教室をされている平林浩さん(東京…

詩の歴史から戦後精神を見る

牧衷さんの談話を紹介します。 感性の革命 僕や高野が平和移行路線を主張できたのは徹底的な民主主義者だからなんですよ。民主主義のない世の中はいやなんですよ。やっぱりね、僕の中で何かが変わったな、僕の感性の革命があるんですよ。 見渡す限りの焼け野…

プロポーションから歴史を考える

牧衷さんの講演の一部を紹介します。 「現在というのはどういう時代か」を,「日本史の時代区分として,現在をどういうふうにとらえるか」という事をお話ししていきたいと思います。 なんで私がこういうことをお話しするかといいますと,どうも社会を考える…

信大で講義1回目の報告

11月14日に信州大学理学部で仮説実験授業についての授業を90分×4コマやりました。 出席した学生さんは少なかったのですが、討論も盛んで大変盛り上がりました。学生さんも豪雨の中、貴重な土曜日の丸一日よく出席してくれたと感激しました。 1コマ目…

今月の物理問題3

[問題] 血圧計には「腕帯と心臓を同じ高さにして測る」よう指示されています。 それでは心臓よりひじを上になるようにして測ると血圧はどうなるでしょうか。 予想 高くなる。(1割以上高くなる) ほとんど同じ。(違っても1割以内) 低くなる。(1割以…

信大理学部で理科実験の講義

信大理学部での講義は理科実験の基礎ということです。 11月14日は ①9:00-10:30 ②10:40-12:10 ③13:00-14:30 ④14:40-16:10 で仮説実験授業入門ということで《見れども見えず》と《自由電子が見えたなら》を中心として仮説実験授業の教材論をやる予定です。

信大で講義

信大理学部から依頼されて、理科実験の講義をすることになりました。11月14日(土)12月5日(土)12月12日(土)の3日間、午前90分の講義を2回、午後90分の講義を2回、合計1日で6時間の講義です。やるのは仮説実験授業についてです。 学生…

石灰の化学

11月1日に高田馬場駅近くで《石灰の化学》授業書発表会があり言ってきました。大変すばらしい会でした。授業書には雪と生石灰を混ぜて発熱させてお燗をつけるという話も出ていました。昨年の3月に雪が降ったのでサークルのメンバーで実験しました。大変…