自分のすばらしさを発見する授業

《見れども見えず》の授業プランの要点を一言で言うと「見れども見えず」なんですが、もうひとつの要点は「自分ってすごい」と思えるようにするということです。教師を長くやっていると生徒が自信を持つようになればどんどん伸びていくということを経験的に知っています。しかし、どうすれば生徒が自信を持つようになるかはわかっていない人が大部分です。運動部の指導で自信を持たせることに成功している人はいます。しかし、ほとんどの先生たちは授業を通じて生徒が自信を持つようになるとは思っていません。そんなことは不可能だと感じています。ところが仮説実験授業を受けた生徒は自分のすばらしさに気づいて自信を持ってやっていくことが出来るようになるのです。仮説実験授業を受けた生徒の感想文を読むと「自分のすばらしさ」を実感しているなーと感じさせる感想文がたくさん出てきます。自分のすばらしさがわかった生徒はどんどん伸びていきます。
(11月14日の信州大学理学部での理科実験講座での講義より)