デール・カーネギーの紹介

デール・カーネギーの『人を動かす』は経営学の名著であり、教員も大いに役に立つ本です。このことについて4年前に書いた紹介文の一部を掲載します。

2005年10月22日
教育センターの研修で「学校マネジメント研修」があった。センター次長のTM氏の3時間にわたる講話でデール・カーネギーの『人を動かす』『道は開ける』『名言集』の紹介があった。その際、私からこの本のことを教えてもらったという紹介もあった。県下の教員が一斉に買い、職員にも勧めるだろう。生徒にも勧めてほしいところだ。私も早速月曜日に紹介文を朝会に出そうと思っている。経営学の名著と言うが、管理職でなくても教員は管理職と同様の仕事をしているのでどのように学級を経営するか、どのように自分の授業での生徒を管理するかが常に問題になっている。管理職の心得は管理職でない教員も必要なのである。学校経営は管理職だけがするのではなく、全員で経営マネジメントをしなければならない。Mさんの書評のコピーと『人間関係論と仮説実験授業』をセンター次長に贈呈した。
 K高校の先生方にはこの本の愛読者が何人かいる。そういう先生は生徒とも、先生とも人間関係良好だ。Nさんはこの本の内容を一言で言うと「相手を尊重する」と言っていた。私は「相手の立場に立つ」と言った方がよいように思う。仮説実験授業では自分が何を教えたかではなく、生徒がそれをどのように受け取ったかで評価するようにしている。

上田仮説出版の『人間関係論と仮説実験授業』には、牧衷さんと中原しげるさんによるデール・カーネギーの本の紹介を含む講演が収録されています。