2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
畠山さんが発表したカラーくず湯をやってみました。 畠山さんはアルカリ水で青くして、ポッカレモンで赤くしたのですが、酸性にするには他のものでもよいかも知れません。ポカリスエット、リンゴジュースを買って来ました。 まず、アルカリ水を沸騰させます…
IH様 前回の続報です。 1『科学と方法』所収の論文 板倉聖宣著『科学と方法』季節社所収の論文「理科教育と力学史」は原子論的自然観を教える必要性が力説されています。ただし、この議論は力学に限った議論です。アリストテレス的自然観に対してガリレイ…
IHさんから「なぜ原子論を教えるか」という質問を受けました。それに答えるために書いた手紙を掲載します。固有名詞をイニシャルに変えました。 IH様 サークルではお世話になりました。 「なぜ原子論を教えるか」についていろいろ考えるきっかけを与えて…
8年前にサークルで発表した覚書を掲載します。 【覚書の要点】 ・仕事の改革は構造改革の一部である。 ・目的意識を明確にする。 以下覚書 仕事のやり方 2000年12月16日執筆 学校での仕事の進め方について自分のやり方と多く見られるやり方が大変違っている…
2009年1月25日にブログ開設してから14日間で56の文を掲載しました。ちょっとやり過ぎかも知れません。1日平均4つの文です。気楽な文もありますので読みやすいものから読んでもらえばと思います。 新たに書く材料はたくさんあるのですが、書くた…
草津温泉で忘年会をやることになりました。草津を自然科学的見地から紹介する文章を書きました。その文章を再録します。この画面では水の化学式がH2Oのようになってしましました。2を小さくすることができませんでした。判断して読んでください。また、資料…
2004年1月31日~2月1日に佐賀県でイタクラ式発想法の会がありました。その会に参加したとき、参加報告を書きました。それを再録します。文章は一部修正しました。 【報告の要点】 ・自分がしっかりすれば世界が救われるというつもりで研究する。 ・…
『牧衷連続講座記録集Ⅱ授業論と運動論』 1.授業記録の書き方・読み方 サークルに授業記録の読み方の上手な人がいると、授業者自身が気がついていないよい点を指摘してもらうことができ、授業の腕が上がる。 2.化学をおもしろくするには 硫酸を中心とした…
どのように授業を組み立てていくか 山田正男氏の《重心から重心を求める》という授業書案は大変すぐれた授業プランである。この授業プランは重心を求める作業をさせながら、次第に重心を見いだす方法を発見し、発見できなくてもその方法がわかってくるように…
12年前に全国教研で発表したレポートを再録します。膨大なレポートを書いてしまったので、その授業記録等は省略します。 【レポートの要点】 ◆重心と力のモーメントは楽しく学ぶことができる。 ◆数学的法則性が自然界にあることを知ることは大きな教育的意…
授業書《衝突》について 衝突という授業書は板倉聖宣、塚本浩司*2の共同研究によって提案され、仮説実験授業研究会において討議され改訂された。 授業書のねらい 衝突という複雑とも思える現象に単純な法則性が成立していることを理解する。 授業記録 19…
2009年1月25日に掲載した、国際物理教育学会で発表の論文の日本語版です。その後研究が止まってしまったことが残念です。 【論文の要旨】 1 高校においても仮説実験授業は有効である。 2 現在では「衝突」の教え方は運動方程式を積分して力積の法則…
2年前、訪中団の一員として中国を訪問し、仮説実験授業《自由電子が見えたなら》をやりました。通訳はハルピン大学日本語学科の学生さんでした。 そのときの授業案を掲載します。 中国訪問記念授業案 自由電子が見えたなら みなさん今日は。これから1時間…
11年前に生活指導委員会の実践報告集に掲載した原稿を再録します。 建設的なことに意欲的に努力する集団を育てる方法の研究 ――アドラー心理学にもとづくクラスづくり―― U高校 アドラー心理学にもとづくクラスづくりをすると、意欲的なクラスになるという…
牧衷連続講座記録集Ⅲの紹介をします。 目次 1.仮説実験授業と民主主義 2.未来の見えてくる歴史学・歴史教育 3.戦後とはどういう時代か 4.貨幣経済と平等―――室町時代の下克上 5.リストラ・環境 6.ソ連経済・日本の平和運動論 7.学校はこれから…
牧衷さんの話の中に出てきた本をまとめました。最近はインターネットで検索すれば古本も簡単に手に入ります。 『三つの戦術 ── 革命論の思想的背景 ──』 S.ムーア著 昭和39年刊 城塚 登 訳 岩波書店 当時280円 141ページ 絶版? 古本入手 数百円 …
牧衷連続講座記録集Ⅰの紹介をします。 目 次 1 仮説実験授業の基本テーゼを問い直す 授業書にはへそがある。仮説実験授業だけでよいという主張の問題点。 2 仮説実験授業は授業を受けた子供がどういう判断基準を持つようになるこ とを期待しているか 「た…
インターネットで注文した紅いも粉が今日届いていました。今度の土日にやってみようと思います。
速さをもとに運動を分類するとどうなるか 速さを分類の基準にすると、法則が非常に複雑になる。しかし、それだけではない。速さを基準に考えるのは、力学のきちんとした理解なしに、答を正解するための手続きとして法則を理解することになる。法則をこのよう…
2000年7月29日仮説実験授業研究会全国合宿研究会阿蘇大会にて発表した論文を掲載します。 【論文の要点】 ニュートン力学は運動を「速度の変化しない運動」と「速度が変化する運動」に分類して考えることを前提としている。「運動」と「静止」に分類…
『どうすれば幸福になれるか』という本の紹介をします。高校生向けの文として書いたものです。 以下本文 『どうすれば幸福になれるか』 上・下 W・B・ウルフ著 一光社 どんな本を読んだらいいかという問題は、自分がいかなる問題意識を持っているかという…
過去に書いた未発表の文を掲載しています。しかし、それだけでなく、週に1回くらいは覚書を書き、発表していこうと思っています。
2007年7月にK高校で物理の研究授業の授業検討会で授業参観者に配布した資料です。 【資料の要点】 イメージ重視の物理教育 以下資料 授業者から授業参観に見えた先生方へ 私の授業の特徴── 原子論的・直観的な物理教育を目指して 一般に物理学は数学的…
2007年7月にK高校で物理の研究授業をしました。同時に他の理科の先生たちも物理、生物の研究授業をしました。その検討会での挨拶を掲載します。 【挨拶の要点】 ・人の授業を見よう。 ・できない理由を言うのではなく、現実の中で何ができるか考える。…
2003年にK高校生徒会誌(2002年度)に書いた文を掲載します。 共生の時代 「社会」という言葉は英語のSocietyという言葉の日本語訳である。翻訳するのに福沢諭吉などが非常に苦労した。一度翻訳語で「社会」という言葉が定着すると「社会」という概念だ…
実験・観察は科学的認識を作りだすか この疑問は実は科学というものについての誤解にもとづいているのである。多くの人たちは、実験したり観察したりすれば科学上の真理に到達できると考えている。しかし、科学というものは、実験や観察をしても、たいていの…
6年前に書いた評論文を紹介します。 創造性を育てる教育を考える この評論はK高校職員研究紀要『F』のための原稿である。 2003年2月24日執筆 はじめに 現在の教育の危機と言われているものは、社会の危機、学問の危機の一部である。現在の社会が目…
このブログを見たある人から「いっぺんにたくさんアップしても、多すぎて読み切れない」と言われました。そうかも知れません。そこで今後2日に1回くらいアップすることを目標にしようと思います。10回分くらいの覚書や論文を集めました。
5年前に書いた論文です。仕事でも授業でも社会の改革でも、ビニールの切り込みに相当することが何かを見いだすことが大切です。 以下論文 発想法かるたと授業書 ビニールも切り込みがあれば切れる 切り込みを発見して難問を易問にする。 一点突破,全面展開…
試論として書いてみました。未完のものです。ご覧ください。 教育における定式化の重要性に関する覚書 チャート式と将棋の公式の共通点 (未完) 受験数学の歴史概観 『科学史研究』に載った「チャート式」の歴史的評価についての論文はおもしろかった。この…