1月31日の上田仮説サークルは久々に発表資料が多く一通り終わったのは9時30分でした。
畠山さんの「カラー葛湯」にメチャクチャに興味を持ちました。
カラー葛湯とは(畠山さんのプライオリティーを損なわない程度に紹介すると)
カタクリ粉(7g)と砂糖(6g)を混ぜ、少量の水(5g)を入れてかき回す。紅いも粉を少量(耳かき1杯程度)入れてかき回す。そこにアルカリ水として売っているPHP8~9程度の水をお湯にして入れる。
→紅いもの色素(多分アントシアン)の色素が発色して○○色になる。
何口か食べてから
→酸性の( )を入れる。
さて、何色になったでしょうか。
伊藤さんの虹色スライムからヒントを得たそうです。
私の日頃の傾向に反して興味を持ってしまいました。なぜ興味を持ったのでしょうか。
自分で分析してみると
「お餅」の映画を見てデンプンのα化の意識があったこと。
葛湯はコロイドの一種ではないかと思ったこと。
食べるものだけで実験がされていること。
アントシアンのPHによる変色を利用していること。
要するに教材としてよくできていると思ったことです。是非『たのしい授業』に投稿して掲載されてほしいと思います。
カタクリ粉などの量をしっかり示しているところもよいと思います。「適当でもよい」と言う人がいますが、それはだいたいの目安がわかっている人には通じるけれどもそうでない人には通じない言い方です。適当というのは100gでも1gでも10kgでもいいという意味なのかというところからわからないのですから。「そんなことわからないはずがない」という考えを否定して、その点をきちんと誤解のないように説明する精神、仮説実験授業の中に流れている精神はそういう精神だと思います。仮説実験授業関係者はこのような説明が出来るようになりたいものだと思いました。その点について後日論文を書きたいと思います。
紅いも粉はスーパーで探してみましたが、見つかりませんでした。インターネット上でこれから探してみようと思っています。