横から見た仮説実験授業

竹内三郎さん(仮説社社長)の講演会に参加しました。参加者100名以上。大盛況でした。竹内さん曰く「仮説実験授業をやって保護者から苦情を受けたり校長から批判されたりする人は、仮説実験授業以外のところで周囲の人を困らせることをやっている。」という話。まったくその通り。今、教育委員会文科省などは不適格教員をどう排除するか」に苦慮しています。しかし、排除は出来ないでしょう。
 仮説実験授業をやる人から仮説実験授業に不向きな人を排除することも難しい。「仮説実験授業は優秀な教師ならできる」とすると仮説実験授業に不向きな、昇進するために仮説実験授業を利用しようとする人が多数取り組む可能性が大きかったでしょう。「仮説実験授業は熱心な教師ならできる。」としたのは、そのような人を排除して、仮説実験授業の考え方を理解して実施する人だけが仮説実験授業をするようにする効果があるということだったのだと思います。そのように厳選してもなお、困った人で仮説実験授業をする人がいるということをどう扱ったらいいか、仮説実験授業の組織論の研究課題だと思いました。
とにかく、仮説実験授業をする先生を子どもも保護者も校長も歓迎こそすれ、それを非難することになるはずがないのに、実際には非難されている人がいる。レーニンの『左翼小児病』に出てくる「困った革命家」のことを思い出しました。