牧衷さんの講演2

牧衷さんの講演「支配と統合」からの抜粋です。 
 最も愚劣でけしからんというのは生徒手帳に書いてある学校の規則を生徒にこしらえさせるというヤツです。生徒を尊重してように見えますが、このくらいけしからん話はない。生徒にこしらえさせたらどんな教師も思いつかないような重箱のすみを突っつくような規則を作ります。しかも、生徒達はそれを作ったのは自分たちですからそれを厳格に守らせようとします。厳格すぎる法律を作れば違反者を作るだけですから、違反者だらけになります。必然的に真面目な生徒ほど仲間を密告する生徒になります。こういうことをやっちゃあいけないんです。子どもには「何か決めない方がいいこともある」という人間についての知恵はないんです。それを持っているのは大人なんですから、良識のある大人が決めればいい。
 
なるべく早く、牧衷さんの本を出したいです。