地獄谷温泉

家族旅行で地獄谷に行ってきました。野生のサルが温泉に入っているのを見ることができるということです。私の関心は、噴泉のまわりにある白い石。これは硫黄?どうも黄色くない。では石灰石?見慣れた石灰石とも違う。石膏ではないかと思いました。石膏というのは硫酸カルシウム。そうであれば温泉の成分に硫酸イオンとカルシウムイオンが多いはずと予想しました。結果は。宿泊したホテルの温泉成分表では予想どおりカルシウムイオンと硫酸イオンが多かったです。
 また、温泉の湧出口などに太古の生物、硫化水素を使って光合成をしている生物がよく見られるというのでそのつもりで見ると、噴出口のまわりの黄緑色の物体がそうかも知れないと思いました。別の湧出口には鮮やかな緑色のコケ?お湯から湯気が出ている温度のところにありました。これがもしかしたら緑色硫黄細菌かなと思いました。生物学の講義で話だけで知っていたことを見ることができてよかったです。授業でも「これが緑色硫黄細菌です」と実物を示してもらうと楽しかったのではないかと思いました。