壁はばねか

今日のUH高校での物理の授業。仮説実験授業《ものはみなばね》の続きです。机の上におもりを乗せると、机がほんの少し縮んで、もとに戻ろうとしておもりを押し返すという説明のところで、その机が縮んでいることを示す実験をしました。予想を聞いてみると一つの講座では机が縮んでいることがわかると予想した生徒は0、もう一つの講座では4人でした。実験してみると、レーザー光の当たっている場所が少し移動しました。生徒はとても驚きました。

 「ものは原子からできている」「原子はばねである」このことから「ものはみなばね」という結論が出ます。授業書のタイトルに「ものはみなばね」と書くように言いました。

授業後一人の生徒が「わかりやすかったです。」と言ってきました。うれしかったです。その後で「でも、先生、この壁はばねではないんでしょう。」と聞いてきました。「壁もばねだよ」と言うと目を丸くしていました。一緒にいた別の生徒が「壁も押せば縮むんだ。」と言っていました。最近の理科教育の風潮では、壁はばねではないという考えを誤概念というようですが、誤概念ということで、生徒の考えたことをきちんとくみ取れなくなるように思います。仮説実験授業では誤概念という言葉は使いません。

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光てこの実験