「鳩山内閣は信頼できるか」という問題設定は適切か

牧衷さんの講演の一部を紹介します。
以下講演
 「鳩山内閣を信頼できるかどうか」というふうに問題を立てると間違えます。何内閣でも信頼なんかできません。基本的な経済政策がきちんと守られるかどうかが決め手なんです。誰がやろうといいんです。
以上引用終わり
 今回の会の最大の成果は「問題設定がすべて」ということを再確認したことです。ほんとに骨身に沁みて理解したと感じました。これは応用問題がたくさん。この観点があるだけでものの見方・考え方が変わります。
 考えてみれば、ガリレオ・ガリレイは問題の解き方がすごかったんではなく、問題設定がよかったから成果を挙げたのでした。改めて問題設定が適切かという観点で見ると問題設定を間違えている人の多いことに気がつきます。しかし、人のことを言ってはいられません。自分もそうである可能性が大きいことを自覚するところが出発点です。問題設定がよければ私もよく生きることができそうです。