96歳

わが家の96歳の母、認知症にもならず元気です。
①長生きのコツは?と聞いたら「死なないこと」・・・そりゃその通り。
②孫娘が「パソコンが重い、パソコンが重い」と嘆いています。それを聞いた96歳のおばあちゃん。「孫のパソコンが重いんだってね。」・・・どうも「重い」の意味を理解していないようです。
③96歳の母、床屋さんに行き、(美容院は時間が長すぎて無理なので床屋で髪を刈ってもらっています。)「私はもう、何も役に立たない。」と言ったら、床屋さんが「役に立っていますよ。現に床屋に来てもらっていることで、床屋の役に立っていますよ。」96歳の母「はははは」
④96歳の母を病院に連れて行ったら、あるおばあさんから「だんなさんがいるからいいね。」と言われました。「これは息子です。」うーん、母のだんなさんに間違えられるとは私が年に見られたのか、母が若く見られたのか。私も67歳、髪の毛は真っ白で母と見かけはあまり違わなくなりました。・・・。いささかショックでした。
⑤ミシンの調子が悪いということで、業者を呼びました。修理費と新しく買ったときの値段を聞いて、母は即決。10数万円のミシンを買うことにしました。とは言っても、老人相手の悪徳商法ではいけないと思い、横から口を出し、買う契約や買うミシンの仕様や、その会社を息子の私が確認。ミシンが届いたときも、使用方法の説明を一緒に聞きました。その後、ミシンでいろいろな縫い物をしています。驚きのおばあちゃんです。「いつか使う」と思っていた布がたくさんあり、このままではゴミになると言って、毎日いろいろ仕立てて自分で着ています。

敬老の日の特集記事でした。