富山岩瀬地区

岩瀬地区は、北前船の発着地で、回送問屋があったところです。小倉金之助という数学者は回送問屋の跡取り息子で、将来のことを決められていたのを家出して中学校に入り、ついには数学者になった人です。回送問屋というのがどういうものかをイメージしたいと思い、森家を見学しました。北前船の北は北の意味、前は松前藩の前だそうです。蝦夷地と富山の貿易で膨大な富を集積したということです。貿易は利益が大きいのですね。北前船は150トンの船だそうです。明治の初年に岩瀬地区は大火事で焼けてしまったそうですが、膨大な財力ですぐに町並みの再建ができたそうです。薬による富の集積と北前船による富の集積がその後の産業にどのような影響をもたらしたのかを知りたいと思いました。

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