『米国ユダヤ人キリスト教の真実』

 西村肇さんという人が書いた『米国ユダヤキリスト教の真実』(本の森)という本を読んでいます。『たのしい授業』に板倉聖宣さんが紹介していた本で買ってあったのですが、なかなか読む時間がとれませんでした。ここ数日、読み始めておもしろくて止まらなくなりました。ローマ帝国におけるキリスト教の国教化、エジソンとテスラの争い、米国の原爆開発、ルーズベルト大統領がニューデール政策に行き詰まって戦争に新たな活路を見出そうとしたことなど、これまでちょっと疑問に思っていたことに対する答が書かれていて大変刺激的です。ここに書かれていることをみな鵜呑みにしていいかどうかは、もうちょっとよく検討したいと思いますが、西村さんの観点に立つと見えてくることがたくさんあるので、一読に値する本だと思います。
 それにしても、最近は本を読もうとしてもなかなか取りかかれない。なかなか勉強にとりかかれないでいる中学生、高校生と同じ状態なのかなと思い、なぜ昔のようにどんどん読めないのか首をひねっています。これは脳が劣化し、学習する能力も落ちてきているということでしょうか。せいぜい、本を読む時間を確保するように努めようと思いました。本を読む力が落ちれば、研究どころではないですね。