2009-02-10から1日間の記事一覧

学力を考える研究会

長野県教育文化会議主催の学力を考える研究集会で発表したレポートです。 長野県の子どもたちの学力が低いということが問題となり、上記の研究会が開かれました。実を言うと、その研究会はその前年にも開かれ、受験学力を問題とする研究会でした。私は発表す…

準備をして運を待て

この文は2002年度K高校定時制校内生活体験発表大会文集の巻頭言として書いたものである。 十九世紀にフランスで活躍したパスツールという科学者がいる。それ以前の科学者は生物が自然発生すると考えていたが(自然発生説)、パスツールは見事な実験によって…

理科教育史こぼれ話2

2 だるま落とし ── 《衝突》の教材を《慣性》の教材に転用 だるま落としの教材は《衝突》を教える教材だった。ところが,《慣性の法則》を教えることに中学校規則が改められて《慣性の法則》が教科書で取り上げられることになった。すると,これまで《衝突…

研究の秘訣

1年前にK高校研究紀要に書いた文です。 覚書 研究の秘訣 1.研究の99%は勉強である 多くの人は研究とは「研究テーマについて考えたり実験したりすること」であると考えているようである。しかし最も独創的と言われる科学者でさえ、その研究時間の99…