市原式整理法

『たのしい授業』2016年5月号に載っていた市原さんの「ものの整理についての研究」はいつかやろうと思っていました。しかし、まず、『たのしい授業』のこの号が見つからない。ものが整理できていないことによる時間のロスは膨大なものです。
 ようやくこの号を見つけ出し、「大きさによってものを分類する」という方法と「工作用紙でつくる投げ込み式A4ボックス」を始めました。まだ途中ですが、少しずつ進んでいます。この後どうなるか楽しみでもあります。
 しかし、「この方法がいい」と考えて、ものの整理法を一気に変えようとするのは、よくないのではないかと思いました。これまでものの整理については何度も失敗してきました。ファイルをたくさん用意したけれども、やってみると不都合が出て、大量のファイルが無駄になったりということを繰り返してきた気がします。革命直後にものごとを一気に変えようとしてしばしば失敗するように、一気に変えるのはリスクが大きいと思います。そこで、今回は構造改良的に勧めることにしました。工作用紙を少しだけ買ってみて、投げ込みA4ボックスを少し作ってみました。また、大きさによるものの分類も少しだけやってみました。少しやってみて、その状況により修正して行こうと考えています。今のところやってみたところの写真です。1ヶ月後に書斎や書庫がどうなっているか楽しみです。でも実際にはうまく行かない可能性も大いにあると思っています。今のところはこれまで片付かなかったものがうまく整理されてきています。
整理してきて驚いたのは、牧衷さんの手紙と学生運動での論争を扱った資料が出てきたことです。これは貴重な資料ですが、関心のある人は少ないでしょう。20部くらいの資料として出版したいと思います。思ってもなかなかできないものですが。